2015年 11月

 非核石川の会・井上英夫代表は10月30日、白山市庁舎を訪ね、非核平和行政について懇談しました。懇談には池田治夫、尾西洋子常任世話人、神田順一事務局長、川本浩平事務局次長が同行しました。

 山田憲昭市長のほか、総務課の職員が私たちを迎えて下さいました。

白山市長

気さくに懇談いただいた山田憲昭白山市長

 平成の大合併で

 白山市は2005年2月、1市2町5村が合併して誕生、県内の自治体で最大の面積を有し、人口でも金沢市に次いで2番目の市となりました。南部は自然豊かな山々に囲まれ日本三名山「白山」を有し、市域に添うように県内最大の手取川は日本海へと流れています。旧松任市周辺は工業化とともに住宅都市化の一面もあり、金沢市への通勤率は27.4%と高い。

 戦後70年周年 平和首長会議に加盟

 非核の会:今年8月1日に平和首長会議に加盟されましたが、どのような契機で、取り組みを進めて来られたのですか。

 白山市:白山市は、市町村合併のときに平和都市宣言をし、平和都市宣言塔の設置や原爆パネル展の開催などの平和運動に取り組んできました。そのこともあって戦後70周年の節目の年に平和首長会議に加盟しました。この70周年の平和祈念事業として、長崎市のご協力をいただき、長崎原爆資料館が保管する実物の原爆資料を展示した戦争と原爆被害に関する資料展「長崎 戦争・原爆被災展」を開催しました。

 長崎原爆資料の展示は北陸初

 北陸では初めての展示でもあり、町内会に回覧し、学校関係にも案内をしました。7月14日から20日までの1週間の会期中、約670人の方が観に来られました。感想などは書いていただいていませんが「よくこの地でしてくれた」と評価をいただいています。今後も節目となる年には、特別な平和事業を企画したいと考えています。

 非核の会:毎年広島、長崎に行っていますが、最近目につくのは外国人旅行者行が多いこと、特に中国や韓国の人たちが集団で来られているのが目立ちます。被爆地見学を位置づけているのが分かりますね。

 白山市:海外視察ということではスウェーデンを訪問したとき、あちらの方から「核廃棄物の最終処分は日本の技術に期待しているし、また日本しか出来ないのでないか」と言われました。原子力エネルギーの利用については、最終的な廃棄物処理問題の解決が重要な課題だと思います。

 非核の会:核廃棄物の最終処理問題と再生産エネルギーの技術開発に予算をかけていくことが大事だと思いますね。ところで白山市の「子どもの権利に関する条例」のパンフレットを見せていただきましたが、良い取り組みをしておられますね。子ども自身が参加しているようで、是非、全国に広げて欲しいです。

白山市長との懇談写真

井上英夫代表(右から3人目)が最初に挨拶し、平和行政について率直に意見交換しました

 非核の会:NPT再検討会議でニューヨークへ今年も、また2010年にも行きました。参加して感じましたが、被爆者の生の証言は大きなインパクトがありました。県内の被爆者はピーク時230人いましたが、今は100人を切って高齢化も進んでいます。被爆者は被爆70周年事業を様々に取り組みましたが「証言ができても、もう数年でしょう。80周年はない」と言っています。今のうちに証言の機会をつくったらどうでしょうか。平和都市宣言の看板の増設、更新も期待しています。平和首長会議加盟についてホームページの反応は如何でしょうか。

 白山市:市民の皆さんには、平和首長会議加盟のことはホームページで紹介しています。反応は少ないですが、加賀市や能美市から加盟のことで問い合わせがありました。これは白山市の平和首長会議への加盟が、新聞で報道されたためではないかと思います。被爆者の証言は、原爆パネル展に合わせた開催など、今後、検討したいと考えています。

 非核の会:今日は、貴重な時間をさいていただいて感謝します。被爆者の証言はぜひ実現していただきたいし、子どもの権利条約の取り組みを広げていただくこともあらためてお願いします。一時間の約束でありましたが、あっという間の懇談でありました。平和行政を市民とともにすすめている姿勢をこれからも貫いていただきたいと思いながら庁舎を後にしました。(文責 非核いしかわ編集部)

 

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