2026年7月31日
石川県内各自治体総務課 御中
(非核平和施策担当課)
非核の政府を求める石川の会
2026年度平和事業に関する自治体アンケートの集計結果 送付にあたって
6月1日に県内各自治体に依頼した「2026年度平和事業に関する自治体アンケート」の集計結果がまとまりましたのでお送りします。アンケートにご協力いただいた担当課の皆様に感謝申し上げます。
今年の自治体アンケートは、次の4項目についてお尋ねしました。
① 非核・平和事業の計画(原爆写真パネル展の開催、平和行進への対応)
② 子どもたちへの平和教育施策
③ 非核平和宣言の周知方法(掲示場所・掲示開始年)
④ 核兵器禁止条約や非核3原則への取り組み
県内18自治体で「原爆写真パネル展」等を開催
「原爆写真パネル展」を自治体主催で開催しているのは、金沢市、七尾市、加賀市、野々市市、津幡町、内灘町、志賀町、宝達志水町、中能登町、穴水町、能登町の11自治体です。輪島市では2023年まで開催していた清水正明医師の「原爆被爆絵画展」は、2024年、令和6年能登半島地震により展示施設が被災したため、今年も開催が難しい状態です。この外、石川県、小松市、加賀市、羽咋市、かほく市、白山市、能美市の7自治体は、住民団体主催の「原爆と人間」パネル展に公共施設を提供しています。
私たちは核兵器の非人道性、被爆の実相を次の世代に伝えるため、全ての自治体において「原爆写真パネル展」等が開催されるよう要望します。
原水爆禁止国民平和大行進への対応
「富山―広島コース」の石川県では6月6日~22日、各市町庁舎前で開いた出発式や到着歓迎式には殆どの首長からメッセージが寄せられ、首長、議長、教育長が揃って激励挨拶がある自治体も増えています。この外、世界大会に届ける平和行進ペナント(折り鶴再生紙)やペットボトル募金(被爆者救援募金)にも多くの自治体から協力がありました。
平和行進団の代表挨拶では、「我が国の基本方針である非核三原則を堅持し、あらゆる国の核兵器の廃絶を訴え、基本的人権の尊重と恒久平和を求めること」(能美市・非核平和都市を宣言する決議)など、当該自治体の宣言文を読み上げて、出迎えていただいた自治体職員の皆さんと通底する思いを伝えて行進しました。
中学生の広島への修学旅行、夏休中の登校日の平和集会は
中学校における平和教育として広島への中学生の修学旅行を実施しているのは、小松市、輪島市、川北町です。この外、かほく市では(例年ではないが)令和9年に予定校あり、の回答もありました。
野々市市では毎年8月5日~6日、「平和の旅」として中学校生徒会代表10数人を広島市の平和記念式典に派遣。その事業報告会を各中学校にて開催します。
夏休みの全校登校日、学年登校日に平和集会、平和教育を実施しているのは、輪島市、珠洲市、加賀市、野々市市、川北町、津幡町、内灘町、宝達志水町、中能登町、能登町の10自治体です。
平和教育の内容では、平和展に展示する作品の制作、被爆体験記・朗読会の開催、平和に関する図書読み聞かせ、読書指導・図書館活動の年間計画の中に全学年で「平和に関する本」に触れる、学校図書館に「平和に関する本」コーナーを設置、被爆者の講演会動画を教材として活用できるよう編集、小中学校にて「原爆と人間展」の学校巡回展示を実施など、様々な方法で計画されています。
非核平和宣言の周知方法
県内では全自治体が「非核・平和都市宣言」を決議しており、また都市の連帯を通じて核兵器のない平和な世界の実現をめざす「平和首長会議」に全市町が加盟しています。私たちは、「非核・平和都市宣言」を住民に周知するため、全ての自治体に標柱や懸垂幕の設置を要望しています。しかし、今年のアンケート回答で標柱や懸垂幕を掲示しているのは、金沢市、七尾市、小松市、白山市、能美市、野々市市、川北町、津幡町、内灘町、志賀町、中能登町の11か所に留まり、新たな設置自治体はありませんでした。
〝非核・平和の自治体づくり〟の指標として、引き続き県内全ての自治体において標柱や懸垂幕が設置されるよう要望します。
核兵器禁止条約や非核3原則への取り組み
核兵器禁止条約(TPNW)が2021年1月に国際法として発効し、5年経過し、今年11月には第1回再検討会議が開催されます。この条約には国連加盟国の過半数、99ヵ国・地域が署名・加入し、74ヵ国が批准していますが、日本政府はいまだに署名・批准を拒んでいます。
核兵器のない平和で公正な社会を実現するために、日本政府が国際社会で核兵器廃絶の実現にむけた役割を果たすため、全ての自治体から政府に対して「非核3原則」を堅持し、TPNW再検討会議にオブザーバー参加するよう意見具申することを要望します。
<追記>
今回の平和事業に関する自治体アンケート集計結果及び「原爆写真パネル展」等の開催一覧を非核の政府を求める石川の会ホームページ(https://hikakuishikawa.com/)に掲載しました。ご活用いただければ幸いです。
本会では非核・平和自治体づくりのため、引き続き各自治体への取材・懇談、調査活動を継続していきますのでご協力をお願い致します。





























