2016年国民平和大行進 富山ー広島コース 3日目

6月20日午前:森本駅から東金沢駅まで

6月20日、森本駅から①

森本駅前からの出発式には18人の参加がありました

 毎朝、各地域での平和行進出発式には当該地域の皆さんが参加されています。高齢のため行進はできないが、出発式には欠かさず参加している人たちもいます。当日の出発式には18人の参加がありましたが、午前中の行進(森本駅から北国街道沿いに歩いて東金沢駅前まで)に参加したのは12人でした。

 

 

 

 

 

6月20日、森本駅から②

平和行進名物の差し入れ

 昨年の行進で好評だった末友雅子さん(3年前の県内通し行進者)の差し入れが、神谷内交差点での休憩時に披露されました。甘味料と水分補給でひと息ついた後、2人一組となり「被爆者連名による核兵器廃絶国際署名」を携えてご近所を一斉訪問しました。平日の午前中で大半の家が不在だったが、35筆の署名が集まりました。

6月20日、森本駅から③

北陸新幹線が見える東金沢駅近くでは北陸朝日放送の取材もありました

6月20日午後:城北クリニック玄関にて昼休み集会

6月20日、城北クリニックにて ①

昼休み集会で挨拶する柳沢深志・城北病院副院長(左端)

6月20日、城北クリニックにて ②

城北クリニック玄関で開かれた昼休み集会には大勢の参加者がありました

 東金沢駅近くの休憩地点に行進団が到着した頃には、石川民医連系列の医療・福祉・介護関係者が30人近く合流して、京町の城北クリニックに向かいました。

 石川民医連では毎年、原水爆禁止世界大会に30数人を代表派遣しています。今年8月、広島で開かれる世界大会への参加者35人もすでに決まっているそうです。20日の平和行進に合わせて、世界大会に向けて開かれた昼休み集会には120人の参加がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月20日夕刻:いしかわ四高記念公園での平和集会に200人参加、有松交差点まで行進

6月20日、金沢出発集会①

「国際青年リレー行進」のたすきは好評だった。写真は金沢市中心街の行進をリードした皆さん

 集会後の行進コースは、いしかわ四高記念公園を出発し、北国新聞社前を通り、香林坊、片町、広小路、野町、有松交差点までの約40分である。平和行進実行委員会から集会とデモ行進の申請手続きをしていたが、なぜか交通警察官が一人も配置されていなかったため、香林坊、片町など交差点の度に行進が間延びし、有松交差点まで1時間近くかかってしまった。

 もう一つ気になったことは、今年の集会やデモ行進では組合旗や団体旗は目立ったが、宣伝カーや先頭の横断幕以外は沿道の人たちに何をアピールしているのか、ほとんで伝わらなかったのではないか。昨年は色彩豊かなプラスターやグループ毎の横断幕など事前の準備、創意工夫があったのに・・・・。今後はメッセージの入った旗やのぼりで沿道にアピールすることを呼びかけていきたい。

 

<参考資料>会報「非核・いしかわ」第201号(2015年4月20日)に掲載した昨年の3・1ビキニデー全国集会「平和行進分科会」の参加レポートを紹介します。

 

 今年の3・1ビキニデー全国集会では「平和行進分科会」に参加した。他府県の先進的な報告や意見を紹介し、石川県内の平和行進(6月7日~24日)の成功に役立つことを期待する。

●自治体との協力関係を重視

・平和行進や原水爆禁止世界大会は、各自治体の「非核平和宣言」にもとづく取り組みである。平和首長会議への加盟促進など自治体との協力関係が年々よくなっている。特に自治体幹部職員との信頼関係が大事である。

・平和行進の事前折衝で各自治体を毎年訪問し、平和行進への協力と共に平和事業の拡充を要請しており、自治体の対応に新たな変化が生まれている。

・今年は被爆70年の特別の年である。自治体との事前折衝ではこの点を強調して従来より踏み込んだ対応を求めていく。

●沿道の人たちに共感を広げるために

・平和行進はいつでもどこでも誰でもできる。〝歩くこと〟は共感を持ってもらえる取り組みである。

・平和行進は沿道の人たちに共感を広げる知恵が必要である。これまでのような団体旗を掲げることに拘らず、何をアピールしているのかよく分かる表現方法が大切である。

・メッセージの入った旗やのぼりで沿道にアピールすること。

・沿道とのふれあいをどう作り出すのか、音楽の力は大きい。楽しく平和行進をやりましょう。

・町並み紹介やその土地の方言を生かしたアピール、中学生にも分かるように話しかけること。紋切型のスローガンはやめ、アピールの仕方を工夫すること。

・全国の通し行進者が「平和行進です!」「広島まで歩きます!」とアピールすると沿道の人たちから大きな反響がある。

・5月6日に東京・夢の島公園を出発し、全国すべての自治体の通過を目標に、全国11のコースでのべ10万人が参加する平和行進。全国の通し行進者たちが8月4日に広島平和公園に集結する壮観なシーンを感動的に紹介されていた。

●平和行進実行委員会の先進例に学ぼう

・各府県の被爆者友の会、生協連、原水協が軸となり、実行委員会を構成、共同行動を強めている。

・県内通し行進者を複数配置し、次の世代へのバトンタッチを心掛けている。

・平和行進FAXニュースを毎日発行している。

・14年連続で全国の通し行進を続けている竹田昭彦氏(写真左端の人)は5月6日出発式から8月の原水爆禁止世界大会まで毎日ブログ(http://takeda-a.net/)を更新している。

・行進中は必ず救護班を設けて車で随行している。

以上

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