● 初日は輪島朝市通りからスタート

元気がでた輪島朝市通りの行進
2015年原水爆禁止国民平和大行進・能登コースが6月7日(日)午前10時、輪島市役所前からスタートした。
非核の政府を求める石川の会からも5月に実施した「2015年平和事業に関する自治体アンケート集約結果」を携えて平和行進に参加し、出発集会の際に出迎えていただいた輪島市総務課職員に「アンケート集約結果」を手渡し、非核平和施策の拡充を要請した。
初日の平和行進には奥能登健康友の会を中心に約30人の参加があり、出発集会で梶文秋輪島市長からの激励メッセージを受けて、市役所前からNHK朝ドラ「まれ」人気でにぎあう輪島朝市通りを歩き、市役所前まで戻ってきた。
朝市通りのお店(約90軒)のおばちゃんたちには毎年、行進前に「核兵器の全面禁止を求めるアピール」署名を配布しており、今年の行進ではアピール署名用紙が22枚88筆の署名と募金1,000円が寄せられた。朝市の観光客からも応援の声があり、元気をもらった行進になった。

輪島市役所正面玄関にて記念撮影
<梶文秋輪島市長の激励メッセージ>
「2015年 原水爆禁止国民平和大行進」メッセージ
「原水爆禁止国民平和大行進」57周年を心からお祝い申し上げます。
1958年から57年間という永きに亘り、反核・平和を願い、立ち止まることなく歩み続けてこられたことに対しまして、深く敬意を表するものであります。
世界の人々の平和への願いに反して、核保有国の核軍縮は進まないばかりか、新たに核兵器を保有する国が出現する状況の中、強い危機感を抱かざるを得ません。
このような状況の中、何としても、核兵器のない平和な未来を実現するために、共に連帯し頑張りましょう。
平成27年6月7日
輪島市長 梶 文秋
● 志賀町は非核宣言塔を改修
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町役場駐車場にある「非核宣言の町 志賀町」の宣言塔

改修された宣言塔を囲んで記念撮影
行進2日目に訪問した志賀町は前記の「平和事業に関する自治体アンケート」に非核宣言塔の改修工事として20万円を予算化しており、平和行進が町役場に到着するまでに工事を完成すると聞いていた。
高浜バス停から出発した行進団約20人が志賀町役場に近づくと、役場駐車場の一角に「非核宣言の町 志賀町」と真新しい大きな宣言塔が見えてきた。自治体アンケート結果を手渡した総務課長補佐に聞くと改修工事は6月4日に実施したという。到着集会における副町長からの激励挨拶のあと、行進参加者は宣言塔を囲んで記念撮影した。

左から亀野議長、杉本町長、内藤さん、地元の五十嵐三郎さん

記念植樹の後、行進参加者は町長、議長を囲んで記念撮影
● 中能登町は被爆70年祈念事業として非核宣言塔の設置と記念植樹
中能登町では被爆70年祈念事業として、県木アテを使った宣言塔「非核・平和宣言の町」の設置とハナミズキの記念植樹を6月8日、平和行進が中能登町役場に到着する日に計画していた。中能登町では毎年、杉本栄蔵町長自ら激励挨拶をいただいており、今年の到着集会では非核宣言塔のお披露目と、杉本町長、亀野冨二夫議長とともに行進団の内藤晴一郎団長が記念植樹の鍬入れ式をいました。
<杉本栄蔵中能登町長の激励挨拶>
平成27年6月8日(月) 原水爆禁止国民平和大行進 町長メッセージ
みなさん、こんにちは。
中能登町長の杉本栄蔵でございます。
本日は、原水爆禁止国民平和大行進ということで、中能登町にお越しいただき、一言ごあいさつ申し上げます。
皆様におかれましては、日頃から核兵器廃絶の活動に取り組まれていることに対し、心から敬意を表するものであります。
さて、1945年8月に広島と長崎に原爆が投下され、21万の人々の尊い命が奪われてから、今年で70年目を迎えますが、今なお原爆による後遺症などに苦しんでいる多くの方々がおいでます。
また、世界各地を見渡しますと、いまだに紛争が絶えることがなく、核保有国が存在することにより、人類は今なお核の危機に直面しております。
私たちは、世界で唯一の被爆国として、戦争がいかに悲惨であるかを後世に伝えていくと共に、原爆の恐ろしさ風化させることなく、 核兵器廃絶の声を継続していかなければなりません。
皆さんのこの原水爆禁上国民平和大行進の活動は、地道な草の根活動ではありますが大変意義深いものであり、今後ますますの発展を期待申し上げるものであります。
最後になりますが、この「平和大行進」が無事終了されますことと、皆様のご健勝ご多幸を祈念いたしまして私のあいさつといたします。
本日は、ご苦労様です。